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僕らのらんど

第1章 初めての戦い

《ブー! ブー!》
《モンスターが接近中!》
《モンスターが接近中!》

けたたましく警告音が鳴ったあと、音声が流れた。

「はっ? 地震……じゃなくて、もんすたぁぁ!?」

その警告音と音声が二重になって聞こえてくる。僕のスマホだけじゃなく、トシヤのスマホからもだった。

訳がわからずスマホ画面を見ると、なぜか《攻撃する》《逃げる》のコマンドが表示されていた。

「は? なんだよこれ…」

二人してスマホを眺めてると、画面が赤く点滅した。同時に、鋭い痛みが背中に走った。

「痛っ…!」

それはまるで獣の爪で引っかかれたような痛みだった。
トシヤの背中を見ると、背中の服がカッターで切り裂いたかのように破れていて血が滲んでいた。

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