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僕らのらんど

第3章 眠れぬ夜にゴブリン襲来

突然の警告音に身体が強ばる。
暗くてよくわからないが、暗闇の中に何かがいる気配を感じた。

「気をつけてください! アキラさんは危ないのでログハウスの中へ入ってください!」

さっきまであんなに乱れていた月影がキリッと言い放つ。さすがにこんな時までふざけるほどバカじゃなかったようだ。

「アキラ、まあやさんを守るんじゃ」

どこに隠し持っていたのか、そらじじいが僕に武器を渡してきた。

「これは…」

なんと釘バットだった。

「行くぞ、月影」

「はい、お師匠様!」

そらじじいと月影はモンスターの気配がする暗闇の中へと消えていった。残された僕は悪寒を感じ、慌ててログハウスの中へ入った。

「まあやさんを起こさないと…」

うるさいくらい心臓がバクバク鳴っている。
外にいるモンスターはきっと月影たちが倒してくれるだろうけど、モンスターが何体いてどこからきてるのかわからない。油断はできない。

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