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僕らのらんど

第3章 眠れぬ夜にゴブリン襲来

まあやさんのいる二階の部屋へ行こうと階段を上っていると、ガシャン!とリビングの方から音がした。

「!」

危うく心臓が止まりそうになる。
リビングからは「ギャアギャア」と、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

ゴブリンだ。
どうやらリビングの窓を壊して中に入ってきたらしい…やっぱりここも安全じゃなかったようだ。

音を立てないようにゆっくりと階段を上ると、僕はまあやさんが眠っている部屋のドアを開けようとした。が、鍵がかかってる。

「…っ…」

今ここでドアをノックして声を出せばやつらに気づかれてしまう。しかし二階に上がってくるのは時間の問題…それならここで武器を構えて、階段を上がってくるゴブリンどもを叩いていくしかない。

絶対まあやさんを守らないと──!

もしかしたらあの時気絶したゴブリンが、仲間を連れて復讐しにきたのかもしれない…。


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