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僕らのらんど

第3章 眠れぬ夜にゴブリン襲来

「…うそ、ごめん…」

僕の表情を察したのか、まあやさんは謝ってきた。

「壁叩いて気づかせてくれたんでしょ…。ずっと一人で戦わせてごめんね。守ってくれてありがとうね」

まあやさんは申し訳なさそうな顔をする。

「まあやさん…」

こんな時に不謹慎だけど、まあやさんを抱きしめたいと思った。

『グルアァァァ!!』

「…っ!」

突如、まあやさんの背後からゴブリンが襲いかかってきた。

「あぶな───」

だめだ、間に合わない!
そう思った時、

「マジックシールド!!」

それは自然と僕の口から出てきた。
僕たちを囲むように光の壁が現れる。
ゴブリンはその壁に弾かれて吹っ飛んだ。

「アキラくん、新しい魔法!? すごいじゃない!!」

まあやさんはコロッと表情が変わり、嬉しそうに僕に抱きついた。

「えっ……ちょっ!」

まあやさんの柔らかい肌が胸が、僕の身体に密着した。

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