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僕らのらんど

第3章 眠れぬ夜にゴブリン襲来

やばい、そんなにくっつかれたら…!

意識が下半身に集中した時、魔法障壁(マジックシールド)はフッと消えてしまった。

「あっ…」

「ふふ、まだまだ修行が必要みたいね」

まあやさんは悪戯にそう言いながら、僕から離れた。

「アキラさん! まあやさん!」

その時、月影の声が遠くから聞こえてきた。
外からリビングにいる僕たちを見つけ、割れた窓から入ってくる。

「お二人ともご無事で良かったです!」

「ああ、なんとかな…。そらじいさんは?」

「お師匠様ならゴブリンを倒したあと、周辺を警戒中です」

月影はリビングの床に転がっているゴブリンたちの死骸を見渡した。三匹はまあやさんのファイヤーボールで焼け死んでおり、もう一匹はさっき僕のマジックシールドで弾き飛ばされて倒れたやつだった。

「アキラさん、このゴブリン…まだ息があります」

「!」

「俺がとどめをさします」

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