僕らのらんど
第4章 銃士(ガンナー)
この先、強いモンスターが出てくるかもしれない。それならそらじじいみたいにレベルの高いやつを仲間にした方がいいかもしれない。
そんなことを考えてると、山の中で軽トラが止まった。
「確かこの辺りよね」
月影とまあやさんが車から降りる。
ここは昨日トシヤがゴブリンに襲われた場所だ。
「……」
僕は無言のまま、荷台から降りた。
そして辺りを見回した。
「あっ」
まあやさんが何かに気づいたようだ。
一緒にその場所まで行くと、落ち葉の上に茶色の財布が落ちていた。
中身を調べると、病院の診察券のみが入っていた。
そこには「増田 敏也」と書かれている。
「これ、トシヤさんの…!?」
「…うん」
正直トシヤの名字にピンとこなかったが、これはトシヤが普段使っていた財布だ。周辺を徹底的に調べたけど、トシヤの姿は見当たらなかった。
カラスがバサバサと木々の間を飛んでいく。
気味の悪い鳴き声も聞こえてくる。
長居は危険かもしれないと判断し、僕たちは山を後にした。
そんなことを考えてると、山の中で軽トラが止まった。
「確かこの辺りよね」
月影とまあやさんが車から降りる。
ここは昨日トシヤがゴブリンに襲われた場所だ。
「……」
僕は無言のまま、荷台から降りた。
そして辺りを見回した。
「あっ」
まあやさんが何かに気づいたようだ。
一緒にその場所まで行くと、落ち葉の上に茶色の財布が落ちていた。
中身を調べると、病院の診察券のみが入っていた。
そこには「増田 敏也」と書かれている。
「これ、トシヤさんの…!?」
「…うん」
正直トシヤの名字にピンとこなかったが、これはトシヤが普段使っていた財布だ。周辺を徹底的に調べたけど、トシヤの姿は見当たらなかった。
カラスがバサバサと木々の間を飛んでいく。
気味の悪い鳴き声も聞こえてくる。
長居は危険かもしれないと判断し、僕たちは山を後にした。