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僕らのらんど

第4章 銃士(ガンナー)

山から降りると、やっと見慣れたアスファルトの道に出た。暫く曲がりくねった道を走ると、ポツポツと民家が見えてきた。

今のところ、人の姿は見ていない。
すれ違う車もない。
もう少し進むと、ポツンと小さなスーパーマーケットがあるのが見えた。

まあやさんが月影に何か言っている。
すると軽トラはスーパーマーケットの駐車場に入っていった。

「まだ八時だから開いてないんじゃ…」

「自販機でお茶買うそうです。ついでに少し休憩しませんか?」

僕たちはそれぞれ自販機で飲み物を買って、外にあるベンチに座った。
ふうっと息をつく。

「…なんだか平和じゃない?」

「ですね。あんなことがあったなんて夢みたいです」

そう思うくらい、ここは穏やかだった。
ずっとモンスターも出てこないし、人がパニックになってる様子もない。

「もしかして、あの山だけ異世界に繋がってたとか?」

僕は自分で言いながら鼻で笑った。


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