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僕らのらんど

第4章 銃士(ガンナー)

「だといいけど…画面はまだこのままなのよね」

まあやさんがスマホ画面を見せる。
相変わらず、まだアプリ画面のままだ。

「でもモンスターが居ないのなら安心しました。まあやさんを無事家まで送っていけそうです」

まあやさんの家までは、ここから二時間くらいかかるらしい。

「確か途中に自衛隊の基地がありましたよね」

なるほど、あの辺か。
けっこう町の中だし、それこそモンスターが出ても自衛隊が守ってくれそうだよな。

「そういえば、まあやさんのツレは?」

僕はふと思い出し、聞いてみた。

「ああ…。あいつは逃げたのよ」

「え?」

「モンスターとの戦闘中に、私を置いて逃げたの。最低でしょ?」

まあやさんは飲み終わったペットボトルをベコッと潰した。

「はは、そりゃ最低だ」

バカだなぁ、まあやさん。
どんな奴かわかんないけど、遊び人を選択した時点で終わってる。
昨日の僕はまあやさんを守るために戦った。
だからそんなやつより僕を選べばいいのにさ…。

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