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僕らのらんど

第4章 銃士(ガンナー)

「すみません! 誰かいませんか!」

まあやさんが民家のドアを叩く。
迷惑かもしれないが緊急事態だ、仕方ない。

「……」

しかし留守なのか誰かが出てくる気配はなかった。
それは他の民家も同じだった。

「どういうこと…?」

僕たちは駐車場に戻って月影に報告する。
月影もスーパーマーケットの従業員入口のドアに呼び掛けてみたが、誰もいなかったそうだ。

竹林からは「パンパンッ」と何やら爆竹でもしてるかのような音がする。

「仕方ありません、とりあえず様子を見に行ってきます!」

「僕も行く!」

「私も行くわ!」

軽トラは駐車場に置いて、僕たちは警戒しながら竹林へと近づいて行った。
どれくらいもつかわからないが、念のため各一人ずつに盾としてマジックシールドをかけた。

「ありがとう、アキラくん」

「ありがとうございます。お二人とも気をつけてくださいね」

僕たちは月影を先頭にゆっくり進んだ。

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