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僕らのらんど

第4章 銃士(ガンナー)

「お前ら、何者だ。なぜここにいる」

迷彩服の男はギロリと僕たちを睨み付けた。

「俺たちは…というか今すぐここを離れてください! モンスターがきます!」

「! モンスターって、お前ら…」

男が何かを言いかけた瞬間、「ヴォオオオオオ!」と何かの雄叫びが辺りに響いた。
全身に悪寒が走り、鳥肌がたつ。

「なっ、なんだよ今の…!」

すると50メートル離れた場所に、どこかで見たことのある白黒の動物が立っていた。

「え……パンダ?」

まあやさんがポカンとしている。

「ちっ、ふざけやがって…! ここは上野かよ。おい、お前ら、死にたくなかったら今すぐここから出ろ!」

迷彩服の男は僕たちにそう言い放つと、竹の合間をぬって走り出した。

「え…まさか、あのパンダがモンスター!?」

「アキラさん、まあやさん、逃げましょう!!」

僕たちも一斉に走り出した。
しかし足がもたついてうまく走れない。


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