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僕らのらんど

第4章 銃士(ガンナー)

「あの人、さっきの…」

彼らは指で合図をし、三人で射撃するタイミングを見計らっていた。

「無謀よ、みんな死んじゃうわ!」

「待って、まあやさん!」

僕は走り出そうとするまあやさんの肩を掴んだ。
今行けば彼らの邪魔をすることになる。
彼らもおもちゃで勝てるとは思ってないだろうし、何か策があるんだろう。
そう考えてると、月影がパンダから距離を取った。
瞬間、彼らは一斉に発砲した。

────ダダダダダダダダ! ドンドンッ!

凄まじい音が耳をつんざく。
火薬の匂いが充満する。

「な、なにあれ……本物!?」

まあやさんが両耳を押さえながら叫んだ。
銃の連射攻撃で辺りはたちまち砂埃が舞い上がり、月影たちの姿を隠した。かと思いきや、それを掻き消すようにパンダが暴れだした。

『ヴォオオオオオ!!』

体に沢山の弾を受けているにも関わらず、恐竜のような鳴き声で威嚇するパンダ。

「化け物っ…」

僕は思わず呟いた。

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