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僕らのらんど

第1章 初めての戦い

「二人とも、ふせて!」

その時、甲高い女性の声が響いた。
言われた通りしゃがむと、何かが頭上をかすったような気がした。

瞬間、視界が真っ赤に染まり、熱風が僕たちの身体を包み込んだ。

「うわっ!」

慌てて地面に突っ伏すと「ギャアアアッ」と苦しそうな叫びが炎の中から聞こえてきた。

「………」

何が起きたかわからなかった。
あの炎は、あの女性が出したのか?
一体どうやって?
呆然としていると、「あなたたち、大丈夫?」と言いながら女性が僕たちのもとに駆け寄ってきた。

「あんたは……何者だ?」

トシヤが問いかける。

「それよりもまず、傷を手当てしないと」

間近で女性の顔を見上げると、けっこう可愛いくてタイプだった。

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