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僕らのらんど

第1章 初めての戦い

髪は背中まであって、大きな瞳とぷっくりした唇が印象的だった。

まるで女優の石毛さとみだ……。
いや、石毛さとみか!?

「すみません、石毛さとみさんですか?」

僕は思わず聞いてしまった。

「えっ…ち、違うわ! よく言われるけど…」

「なんだ、違うのか」

「そこ、がっかりしない!」

だよな、芸能人がそう都合よくこんな所にいるわけないよな。

「…どうしてあなたたちは戦わなかったの?」

石毛さとみ似の女性は、自分のスマホを操作しながら僕たちに問いかけた。

「どういうことだ?」

トシヤが苦痛な表情を浮かべながら首を傾げる。

「見たでしょ? あれはモンスターなのよ。登録したのなら、戦うか逃げるかしないと…」

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