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僕らのらんど

第4章 銃士(ガンナー)

「ちっ…余計なことするな」

しかしやっぱりれんじは喜んでくれなかった。

「……」

僕はちょっとキレそうになった。
なにかっこつけてんだよ、と。

戦いは一人でやるものじゃない。
連携プレーが大事だって、僕も戦いながらわかってきた。
一人で倒したいならもっと強くなれよ。
それにあんたが死んだらアカツキちゃんたちはどうなる?
誰がアカツキちゃんを守るんだよ…。

そう口に出して言いたかったけど、れんじの睨みがこわくて心の中で呟いてみた。
僕はフンッと鼻息を吐くと、その場を離れようとした。

──ドオオオォォォォン!!!!!

突然、白黒の塊が僕の目の前に降ってきた。

「!?」

何が起きたのかわからなかった。
遠くの方から、まあやさんの悲痛な叫びが聞こえてくる。

「なんで……」

さっきまで離れた場所で攻撃をくらっていたはずのパンダが、なぜか僕の目の前に現れた。

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