氷華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
昨夜に続き何度も抱かれ、サヨンの身体は敏感になっていた。更に媚薬まで飲まされているため、身体中の感覚があり得ないほど鋭敏になっている。
トンジュはサヨンが達しても、けして許さなかった。今度はサヨンの身体をまるで魚を裏返すように反転させ、うつぶせにした。
何をされるのかと怯え切っていたサヨンは、背後から自分にのしかかってきた男を必死で押しのけようとした。それが無理だと知ると、逞しい身体の下から這い出ようともがいた。だが、男の身体がささやかな抵抗でどうにかなるはずもない。
サヨンの手が救いを求めるように伸ばされる。トンジュはのしかかった体勢でサヨンの乳房を揉みながら囁いた。
「俺から逃げて、どうするつもりだ? お前の身体はもう完全に女としてめざめた。可愛らしい虫も殺さぬような清楚なお嬢さまがこんなに淫乱で男好きだとは、とんだ笑いぐさだよ。一度めざめたお前の身体は常に男を欲しがるだろう。どうせ、お前はもうどこにも行けやしない。お前の居場所は俺の側しかないんだ。俺に一生抱かれ続けるのがお前の運命だと思って、良い加減に諦めて大人しくなるんだな」
その言葉が終わった瞬間、サヨンを四つん這いにさせ、サヨンの秘所に背後から隆と屹立した肉棒をひと息に突き立てた。
「あ、あ、あー」
サヨンは乳房を揉みしだかれながら、最奥までトンジュに刺し貫かれる。
わずかに開いた口からは、飲み込み切れなかった唾液がしたたり落ち、夜具を濡らした。既に何度か絶頂を迎えた身体はあっという間に切なさに飲み込まれ、次の絶頂に達する。
眼の前には火花が散り、意識は一瞬かすんで白くなった。
最奥を熱い飛沫に濡らされてゆく度に、ぞくりとした快感が秘所から下半身をつたって全身にひろがってゆく。
意思とは無関係に淫らに悶え、よがる我が身の身体を知り、サヨンは烈しい衝撃を受けた。その日、トンジュはサヨンを狂ったように烈しく求め、サヨンは数え切れないほどの絶頂を迎えた。
トンジュはサヨンが達しても、けして許さなかった。今度はサヨンの身体をまるで魚を裏返すように反転させ、うつぶせにした。
何をされるのかと怯え切っていたサヨンは、背後から自分にのしかかってきた男を必死で押しのけようとした。それが無理だと知ると、逞しい身体の下から這い出ようともがいた。だが、男の身体がささやかな抵抗でどうにかなるはずもない。
サヨンの手が救いを求めるように伸ばされる。トンジュはのしかかった体勢でサヨンの乳房を揉みながら囁いた。
「俺から逃げて、どうするつもりだ? お前の身体はもう完全に女としてめざめた。可愛らしい虫も殺さぬような清楚なお嬢さまがこんなに淫乱で男好きだとは、とんだ笑いぐさだよ。一度めざめたお前の身体は常に男を欲しがるだろう。どうせ、お前はもうどこにも行けやしない。お前の居場所は俺の側しかないんだ。俺に一生抱かれ続けるのがお前の運命だと思って、良い加減に諦めて大人しくなるんだな」
その言葉が終わった瞬間、サヨンを四つん這いにさせ、サヨンの秘所に背後から隆と屹立した肉棒をひと息に突き立てた。
「あ、あ、あー」
サヨンは乳房を揉みしだかれながら、最奥までトンジュに刺し貫かれる。
わずかに開いた口からは、飲み込み切れなかった唾液がしたたり落ち、夜具を濡らした。既に何度か絶頂を迎えた身体はあっという間に切なさに飲み込まれ、次の絶頂に達する。
眼の前には火花が散り、意識は一瞬かすんで白くなった。
最奥を熱い飛沫に濡らされてゆく度に、ぞくりとした快感が秘所から下半身をつたって全身にひろがってゆく。
意思とは無関係に淫らに悶え、よがる我が身の身体を知り、サヨンは烈しい衝撃を受けた。その日、トンジュはサヨンを狂ったように烈しく求め、サヨンは数え切れないほどの絶頂を迎えた。