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Living with Simone アイツと暮らせば

第1章 出会いという名の禍

こっそりポリスを呼んでる間に、シモーネはストーカーをとっ捕まえて、無事に引き渡したのですが、犯人は似たような事件を何度も起こしている常習犯さんであることが発覚。

初めて本物のドーナツ・デブの巣窟、またの名をポリス・ステーションへ事情を話しに行く羽目になったの。

ポリスときたらね、態度でかいし、
あいつらデブの癖に怖ぇんですよ?

制服着たマシュマロ・マン3体をご想像下さい。
マシュマロマン。知ってる?
ゴーストバスターズに出てたセーラ服来た白いデブね。

ええ…まんまですから…そのまんま!

白デブ「はい~もう一度確認ねぇ。最初から話してくれる?」

ミカが説明してる間、こっちも見ずに
ミシュラン・タイヤのビバンダムみたいな奴と話してるんだよね。

白デブにビバンダム合わせて4人もいるのに、仲間内で喋ってばかり。

…おい!デブs。聞いてねえだろ人の話。

ビバ・デブ「で?どこまで聞いたっけ?」

白デブからビバ・デブ経由。
結局最初からおんなじ事話しましたよ。

時間が掛かるのは仕方が無いんだけどね、
み~んな来るデブ、来るデブ

汗かいてんのよ。

それだけで暑苦しいと思うでしょ?

ところがどっこい。

ポリス・ステーション兼冷凍庫かってぐらいにクーラー効いてるの。ガンギマリ!

ガタガタ震えちゃうぐらい。


設定温度?幾つよ?
真夏なのによ?凍え死ぬよ!凍死者でるよ!ってね。

余りの寒さに確認すると 設定温度17℃

しかも、ご丁寧に

“17℃以上にあげるな!!”って張り紙付き。

凍えるミカにも知らんぷりでね、付添人のアイツ。

ええ…シモーネのことね。

かなり待たされてイライラしてたアイツ。

文句の源泉垂れ流し。

然も自分だけちゃっかりジャケット羽織って着やがって。

「さ…寒い」

ガタガタ震えてるのを横目にスマホいじってる。

「うるせぇな。凍え死ねブス!」

「いやホント冗談抜きで。ここから出られたらサバイバーだよ」

「そんな事言っても、上着貸してやんねーぞ。ブス黙れ」

女性をお姫様みたいに扱う国…イタリアからお越しになってる、ク●野郎。






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