テキストサイズ

Living with Simone アイツと暮らせば

第12章 Sawadayとの再会

「シモーネは…寂しがり屋なんだよね。
それなのに、自分が中心じゃ無いとダメなんだ。」

…ダンは優しすぎる。

「せっかく離れたんだし、関わらない方が良いと思うよ。良い事例が目の前にいるじゃない?」

ダンは寂しそうに笑った。

「君の前では酷い悪態つくけど、他の人には悪く言わないよ。心を赦しているのは君だけだと思う。」

…否!それは絶対無い!!!!

家に連れて来るゲイどもは、ああ…あんたがシモーネと一緒に住んでる奇特な子?ぐらいで、それ以外はあまり言われたことが無い気がする。

「あっ。いたいた!あの人。」

ダンが指さした方向に背のとても高いスーツを着た男性が数人と楽しそうに話をしていた。

「さぁ紹介するから、一緒に行こう♪」

偏屈弁護士との対面に緊張。

「ブロンクスさん。お話ししていた彼女…ミカです。」

思いっきり愛想の良い笑顔で偏屈弁護士を迎えた。

「初めまして。」

ミカは握手を交わし名刺を交換した。
ブロンクスは、企業相手の訴訟専門にしている弁護士だった。

「やっぱり…君か。」

ブロンクスの眉間の皺が少し緩んだような気がした。

…やっぱり?

「あのぅ…どこかであなたとお会いしたことがありましたっけ?」

人の名前は覚えられないが、
顔は良く覚えている方だった。
だけど、ブロンクスと会った覚えは無い。
ミカはちょっと焦った。

…やばい…仕事関係だったらどうしよう。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ