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Living with Simone アイツと暮らせば

第16章 スキンヘッドの蝶々

「今週働き詰めだろ?ミカも、有給残ってるし休みなよ。」

上司自分も疲れているだろうに、ミカに声を掛けてくれた。でも限界だったので本当に助かった。

午前中仕事をして、午後から休みを貰ったの。

…取り合えず、家に帰って寝よう。

家に戻ると、いつもの馬鹿がデカい音量で音楽聞いてた。

…いい加減にしろよ?

ドアを開けると
一目でジャンキーだって判るヤツとアイツがヤッてた。

もうね…怒鳴る元気も無いのよ。
疲れすぎちゃって。

…もう駄目だ。本場もの連れて来ちゃったらおしまい。

デカい音楽を切ってもね、もう飛んじゃってるの。

そして帰って来た時には気が付かなかったけれど、
もう一匹居たのジャンキーが。

スキンヘッドで細い奴だった。
色んな所に入れ墨&ピアス。
そいつが庭で全裸で自慰行為。
ミカは慌てて庭に降りて服着る様に言ったけどコイツも飛んでる。

「すんげー気持ちが良いんだよ。蝶になって飛べそうだよ。」

右手で勃起した息子さんを擦りあげ乍ら、左手を振って飛んでる振り。

…飛んでる振りしなくても、オメェは、既に飛んでいる。

今はおちゃらける事も出来るんだけど、

もうね、その時は限界で、ミカの中で緊張の糸が、
プツンって切れたんだよね。


「もう…無理…。」

ミカは、怒りと悔しさで震えながら、
速攻でポリスと救急車呼んだ。

もうどうすることも出来ないんで。

3人とも連れて行かれましたね…救急車で。

ミカはと言えば、速攻で薬物検査受けさせられましたね。

ええ…勿論 真っ白ですよ。

2人のジャンキーは本場もんで、軽犯罪で何度か逮捕歴があった。


細けーことは端折るけど、ジャンキーふたりは逮捕、シモーネはリハビリ施設へ送られることになった。
























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