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恋人⇆セフレ

第6章 悪夢





「別に、もっと妬けば」


なんて可愛くないことを言って、胸に顔を埋めて強く抱き締めた。



「妬いた分は、志乃さんが安心させてくれるんですよね?」


「気分が乗ったらな」


「気前よくお願いします」



横暴な俺の言葉にもこうして柔らかく返してくるのも心地がいい。



その心地よさも相まって、伊織のトクトクと鳴る心臓の音を聞いていると、また強い眠気が襲ってきて、俺はゆっくりと眠りの世界に落ちていった。



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