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恋人⇆セフレ

第2章 お前がそうするなら、





だって、俺が真木の声を聞き間違えるはずかない。


この呆れ混じりの低い声は、俺に何度も向けられた声なんだぞ。



俺だけに…、


「っ」



駄目だ、辞めろと頭の中では思っているのに、体を少しだけだして声の元を辿る。



こんなことをして、少しでもアイツじゃないと期待をしていたのだろうか、俺は。



「ねぇ真木くん。今日、泊めてくれるでしょ?」


「…はい」



元恋人と知らない女のキスシーンを自ら見にいくなんて、馬鹿のすることだ。



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