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青色と黄色の短編集

第10章 怒られるお潤




ニノとリーダーが付き合ってるのは
みんな知ってる。



行為については…深堀してないけど。



興味なくもないけどあんまり知ってもね…(笑)


ご想像にお任せしますってことに
なってるんだけど…




まさかそんなプレイしてたとは…




知っちゃったら問い詰めるしかないよね。(笑)






「いつから…?」



「3ヶ月くらい前かなぁ…」






「へぇ…そーなんだ…」








ガチャッ…







気になることはもっとあるけど
誰かが部屋に入ってきて

2人して思わず固まった。





「なにしてんの…?」








え……まさか……





「あ……リーダー……」



「おいらとニノ付き合ってるの知ってるよね、」



「ハイ…」



「ニノになにしてんの…?」




ニノの服はだけてて俺が壁に追い詰めてて…


これ完全に勘違いされてる、
俺なんもしてな、いや、ちょっと揉んだけど…


目が笑ってない。

拳固めてる。

震えてる。




これ人殴る直前の三大兆候じゃん…




「手ぇ出したのか?」



「違うよ大野さん…っ!

俺がねっ、潤くんのことからかったから

冗談で怒られてたのっ!」



ニノのフォローに俺も必死で頷く。




「…オイラの恋人だかんな、
裸のまま追い込むとかやめろや。」



「ごめん…」




「もし手ぇ出したら覚悟しとけよ?」





俺のことを睨みながら
ニノを連れて出ていくリーダー。




すごい形相……怖っ……。





普段大人しくて優しいリーダーが
関西弁混じりで怒るとほんとに怖い…。




危ねー





ニノが嘘ついてくれたけど


後でニノがリーダーに問い詰められて
バレたらどーしよ…




てかニノがリーダーに開発されてるとか
すごい気になる…。




ゲームとか買ってあげたら

リーダーに内緒で教えてくれたりすんのかな…。





でもしばらくあのリーダーの殺し屋みたいな顔が
脳内よぎるわ……(笑)









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