愛し方
第5章 ゲーム
「ねえねえ話題だった愛してるゲームしようよ」
彼女は少しはしゃぎ気味で俺にそう言った
『もうそれ流行り終わってんだろ。笑 』
「いいじゃん!私がやりたいだけっていうのもあるし〜。」
『やりたいならいいよ』
「私からやる〜!」
『ん。』
「愛してる!」
『うん、もう1回』
『愛してるよ、』
『もう1回』
実際こんなの何回言われたって負ける気がしない
俺は別に照れ屋でもないしどっちかというと照れさせる方が得意だ
でも彼女は頑張って照れさせようとしている
そこがまた愛おしいとこの1つ
「ねえ、ちゃんと言葉受け取ってから もう1回 って言ってる?」
『言ってるよ。笑 』
「全然照れないじゃん。」
『もっと真剣に頑張ってみれば?』
俺がそうからかうと彼女はもっと真剣な顔で愛の言葉を繰り返す
どこまで素直で純粋なんだろう
可愛くてたまらない
「もうやーめた。全然照れてくんないし飽きちゃった〜。」
『それはお前のやり方が悪いんだろ?笑』
「いいもん、やめる。」
『まだ俺やってないのに。』
「やるの?」
『やる。』
「いいよっ。」
『お前を照れさせればいんだろ?』
「そうそう。私を照れさせれるかな?」
自信満々の彼女をすぐには堕とさずじわじわと攻めることにした