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愛し方

第5章 ゲーム



『愛してる』


彼女の潤んだ瞳を見つめながらそう囁いた


その時点で君はもう目を逸らして頬を赤く染めている


彼女からの言葉も待たずに同じ言葉を囁く


ソファに座っていた俺達はもう既にソファの上で横になっている状態


2人は少し狭い


だから体の密着度が増える


『愛してるよ。すごく。』


「もういいから。」


もう目なんて見てくれもしない


彼女の余裕のない顔が俺をさらに欲情させる


『目見て。』


言葉では言うことを聞かない彼女に無理やりこっちを向かせる


『愛してるの伝わってる?』


無言で頷く彼女


「お前は?俺の事愛してる?」


「うんっ」


『うん じゃわかんない。ちゃんと言って』


「愛し…てる…」


『このゲームは俺の勝ちだね。ご褒美に今日は俺の好きなようにさせて。』


今日もまたこうやって愛を育んでいく


きっと明日も…これから先ずっと。

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