先生
第4章 冷静
家に帰ってきた今でも先生が私と同じ気持ちだったなんて信じられない
夢のようで
関係が進んだわけじゃないしお互いの気持ちを話し合ってその途中結果が良かっただけの話なのにすごく嬉しくて
先生の気持ちがいつ変わるかは誰にもわからない
私がずっと先生を好きでいる自信と保証はある
でも先生がずっと私を好きでいてくれる保証と確証はどこにもない
それでもあの時お互い好きと思っていたのは確かで。
両思いなんて本当に数少ない確率だと思うしこんなに愛おしいと思えた人も初めてで私は彼から色んな幸せと苦しさを学んだ
それでも彼を好きで居られてよかった
どんなに苦しくても彼を想う気持ちは何ひとつ変わらなかった
私の事をどれだけ好きでいてくれてるかなんてわからないけど少しでも私と同じ気持ちになってくれていると思うと胸が高鳴る
"俺も好き。" その言葉が忘れられない
家でもあの時の空間まるごと思い出しては胸がキューってなって幸せになれる
明日からの学校は飛びっきり頑張れる気がした