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先生

第6章 無心




ジュースを1杯飲んで私はすぐ家に帰った


今はなんの欲も湧かない


私の気持ちはどうなるんだろ


もうこのまま放っておかれるのだろうが


今まで先生と一緒に同じ方向を向いていると思っていた


のにいきなり先生は逆方向を向いて歩きだしたような


いつもとは違う寂しさと苦しさ


それからの1週間は無心で学校に行く


なんだったんだろ


今まで。


勘違いさせてごめんって言うなら責任取ってよ


なんで無責任なことするの



そんな意味の無い責めを心の中で呟き続ける


もう全部どうにでもなれ


私のこの脳みそでは何も考えられなくなった

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