結愛ちゃんのエッチな誘惑
第10章 恋する後輩ちゃん
冴島先輩のお家はうちから近いマンションだった。
ここの5階かぁ…
エレベーターに乗って冴島先輩のお家へと向かった。
エレベーターを降りた時だ。
「…こら、結愛……部屋まで待てない?」
「ふぅッ…だってぇ…タカ君…」
?
エレベーターのすぐ横の階段の踊り場のところから声が聞こえて降りた瞬間にパッと見るとそこにいた抱き合っている二人と目が合ってしまった。
「あ…」
男の人の方はそう言って気まずそうに顔を逸らした。
うちの学校の制服だ…
そしてハッとした。
女の子の方が……冴島先輩の彼女だった。
あんな可愛い子見間違えるはずが無い。
頭がついて行かない…ここ冴島先輩の住んでるマンションだよね?
ここで浮気?
あんな格好良い冴島先輩と付き合ってるのに浮気するの?
…浮気相手の男の人も格好良いし。
そこじゃないけど…でも…好きな人が浮気をされてるなんてすごくモヤモヤしてしまった。
私は関心のない振りをして冴島先輩の玄関の前に行ってインターホンを鳴らそうとした。
「あ、うちに用事?」
先程の男の人が小走りでやってきた。