
結愛ちゃんのエッチな誘惑
第11章 葛藤
教室に着くと結愛は既に自分の席に座って5時間目の数学の教科書とノートを用意していた。
俺の席は結愛の隣りだ。
席決めのクジ引きで無理矢理結愛の隣りを確保したわけだけど、さっきまで小春とエロい事をしてたからか何となく気まずい…
いや、結愛とは付き合ってるわけじゃないし、小春とも付き合ってるわけじゃない。
無理矢理ヤッてるわけじゃないし、何してようが俺の自由だけど。
「あ、ユウ君…今日タカ君委員会なんだって……一緒に帰りたいなぁ…」
「あぁ、さっきそこで兄貴と会って聞いた。ごめん、バスケ部の人と用事あって…兄貴の委員会終わるの待っててやって」
「うぅ…久しぶりにユウ君と二人になれると思ったのに」
「……今二人になってもほら…まだ出来ないからさ」
俺はそう言って結愛の頭を撫でた。
……今、俺結愛の誘いよりも小春の事優先したよな?
いや、今だけじゃない小春に触ってからずっと小春のこと考えてる。
