結愛ちゃんのエッチな誘惑
第7章 旅行
高校最後の夏休み。
大学は附属の大学に進学するし、部活もやっていない上に彼女もいない。
夏休みの宿題も終わらせてしまっていて何もする事がなく、毎日退屈をしていた。
そんなある日コンビニで週間の漫画雑誌を買ってきて家に帰ると、エレベーターで自分の家の階で降りた時幼馴染みのノブと鉢合わせた。
「おぉ!貴也(タカヤ)!ちょうど連絡しようと思ってたんだよ」
「え?何?」
「来週大学の友達が別荘貸してくれるから一緒に行こうぜ?俺、運転していくしさ!」
「別荘って、それ結構前に彼女と行くって言ってたやつ?」
「…うるせー!別れたんだよ!やっぱり別荘貸してくれなくていいって言うのも格好わりぃし、弟達もと結愛も誘って行こうぜ?」
「結愛も?流石に女の子一人はどうなんだろう?」
「気にしないだろ?アイツら今でもよく三人で誰かの部屋に集まってんじゃん」
「まぁ、そうだけどさ」
「結愛が嫌ならしょうがねーけどさ。俺は結愛天使に失恋の痛みを癒してもらいたいんだよー!そういうわけで、今日は宏樹も勇翔の部屋行ってるみたいだから聞いておいて!俺、合コン行ってくるから!」
ノブはそう言って軽快な足取りで行ってしまった。