結愛ちゃんのエッチな誘惑
第9章 限界
腰に走る激痛で裸のまま動けなくなり、結愛に何とか服を着せて貰って結愛も服を着る。
「ユウ君っ…先生呼んでくるよ」
「いや!いいって!ちょっと休めばすぐ動くし…痛ッ…」
声を張るだけても痛い…
この状況で先生なんか呼んだら部屋の奴らがいない事と結愛がここにいる事で大問題になりそうだし。
「どうしよう…そうだ……もしもしタカ君?あのね、ユウ君が大変なのっ」
!?
結愛は兄貴に電話を掛けていた。
何でここにいない兄貴の事頼るんだよ!?
確かに今の俺は動けないしどうしようも出来ないけど…
「ユウ君、タカ君が代わってって」
「ん……もしもし?」
結愛はスマホを俺の耳に当ててくれた。
「もしもし?勇翔?大丈夫か?だから行く時無理するなって言っただろ」
「無理してねぇし!痛ッ……ちょっと腰捻っただけだって…」
「それ結構痛いやつだろ。ぎっくり腰じゃないか?」
「は?俺まだ17だぞ…なるわけないじゃん」
「ぎっくり腰は高校生でもなるんだよ!とりあえず先生呼んで病院連れて行ってもらえ」
「呼べるわけねぇだろ…」
「……あぁ、そうか…同室のメンバー部屋にいないんだな?」
「あぁ…」
相変わらず察しのいい兄貴だ。
言わなくても状況飲み込んでくれてる。
「そしたらまず同室の誰か1番連絡つきそうな奴に腰を痛めた事メッセージ送るんだ。それから痛いかもしれないけど部屋から出て適当なところまで行って、結愛がたまたま腰痛めてる勇翔を見つけた事にして先生呼んで貰えば問題にならないはずだから…出来るか?」
「……やってみる」
兄貴の言う通りにしたら無事に病院に診て貰う事が出来て、同室のメンバーが女子の部屋に行っていた事もバレず全部上手く事が進んだ。
そして、俺の腰は急性腰痛症…ぎっくり腰だった。