無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『今から会えない？一緒に飯でも食おうよ』

『俺もう食ったんで・・・』

『そっか・・・
じゃあ明日は？
明日俺バイト休みで1日フリーだから会おうよ』

『明日は俺、友達と会う約束があるんで・・・』

『その後、待ってるから連絡ちょうだい』

『先輩、すみません無理なんです』

『友哉、もしかして俺の事避けてる？』

『そういう訳じゃ・・・』

『俺はこんなにも友哉の事が大好きなんだよ。
どうして答えてくれないの？』

『すみません。
俺、そう言う気はないんで・・・本当すいません』


そう言って俺は一方的に電話をきった。
その後すぐにかかってきたけど出ないで、電源もきった。


「どうした？大丈夫か？」

「うっ、うん・・・」

「OBなんの用事だったの？」

「学校で俺の事聞いたって」

「卒業したのに、まだ学校行ったりしてるのか。
で、何だって？何か話しにくそうにしてたけど」

「いやっ、何でもないよ」

「何か言われたのか？」

「別に、何でもない」

「お前、何か俺に隠し事してるな」

「しっ、してない。
て言うか、別に言わなくてもいいし」

「言わなくてもいいって、何か心配事があるんなら言えよ」

「だから別にないって」

「だって今お前、言わなくてもいいって言ったって事は、何かあったってことだろ？
俺に隠し事しないって約束しただろ？」

「ほっといてくれよ」

「お前がそんな顔してて、ほっとけれるわけないだろ」

「そうやって俺の事すごく心配してくれるけど、遼太にとって俺は・・・」

「俺にとってお前は何だよ、言えよ」

「どうせ俺は、誠ってやつの代わりなんだろ！」

「・・・！！」