好きだって気づいたとき
第19章 思い出の場所巡り
「何か久しぶり来たよな」
「えっ・・・あぁ・・・うん」
昨日、ここで雅人と健人にあって遼太に話してない。
しかも2人と別れた帰り道で、雅人に告られたから余計に言えないよ。
あの頃のようにと言うか、いつものようにと言うか、器用に枝にもたれかかった。
「あ〜、やっぱここは落ち着くな」
「うん、いいねここは・・・涼しい」
「お前とここで遊んだのって転校してきてすぐだったっけ?」
「そうそう。
空手の帰りで、ここから俺の事を呼んだんだよ。
“お〜い、友哉”って。
あっちでは下の名前で呼ぶやついなかったから、びっくりしたよ」
「お前、木登り初めてだったんだよな」
「こんな野生味あふれた遊びなんかしたことなかったよ」
「野生味か・・・
俺達には普通のことなんだけどな。
そうだ!アイツらも誘おう・・・
いやっ、今日は友哉と2人きりで過ごすって決めたから誘うのやめよう」
「俺はどっちでも・・・」
もし誘って来たら来たで俺はどんな顔をすればいいのかわかんないよ。
あいつらには悪いけど、誘うのやめてくれてよかったよ。
「あのさ友哉、俺の感なんだけど・・・」
「なっ、何?」
何だよその切り出し方。
「多分なんだけど・・・いや多分じゃないな、絶対だな」
「何だよその言い方」
こいつの感は当たる事が多いからちょっとこわい。
「びっくりするなよ。
雅人さ、たぶんお前の事好きだよ」
「えぇぇぇぇ」
ぎこちない驚き方をしてしまった。
「たぶんじゃないな、絶対お前の事好きだよ」
「そっ、そんな事・・・ある訳・・・ないよ」
当たってるだけにリアクションに困る。
「えっ・・・あぁ・・・うん」
昨日、ここで雅人と健人にあって遼太に話してない。
しかも2人と別れた帰り道で、雅人に告られたから余計に言えないよ。
あの頃のようにと言うか、いつものようにと言うか、器用に枝にもたれかかった。
「あ〜、やっぱここは落ち着くな」
「うん、いいねここは・・・涼しい」
「お前とここで遊んだのって転校してきてすぐだったっけ?」
「そうそう。
空手の帰りで、ここから俺の事を呼んだんだよ。
“お〜い、友哉”って。
あっちでは下の名前で呼ぶやついなかったから、びっくりしたよ」
「お前、木登り初めてだったんだよな」
「こんな野生味あふれた遊びなんかしたことなかったよ」
「野生味か・・・
俺達には普通のことなんだけどな。
そうだ!アイツらも誘おう・・・
いやっ、今日は友哉と2人きりで過ごすって決めたから誘うのやめよう」
「俺はどっちでも・・・」
もし誘って来たら来たで俺はどんな顔をすればいいのかわかんないよ。
あいつらには悪いけど、誘うのやめてくれてよかったよ。
「あのさ友哉、俺の感なんだけど・・・」
「なっ、何?」
何だよその切り出し方。
「多分なんだけど・・・いや多分じゃないな、絶対だな」
「何だよその言い方」
こいつの感は当たる事が多いからちょっとこわい。
「びっくりするなよ。
雅人さ、たぶんお前の事好きだよ」
「えぇぇぇぇ」
ぎこちない驚き方をしてしまった。
「たぶんじゃないな、絶対お前の事好きだよ」
「そっ、そんな事・・・ある訳・・・ないよ」
当たってるだけにリアクションに困る。