好きだって気づいたとき
第19章 思い出の場所巡り
俺達の秘密基地だった木を後にして、向かったのは中学校。
「1年ちょっとしか経ってないのに、何だかすごく懐かしいな」
「1年ちょっと前まで本当にここに来てたのかと思うらい、違う学校に見えるよ」
「そうだ!」
何か思いついたのか、電話をかける遼太。
『今、正門の前にいます・・・はい、お願いします』
「誰にかけたの?」
「3年の時の担任。
事情話したら入ってもいいって。
ここまで来てくれるってさ」
待っていると先生が正門まで迎えに来てくれた。
「お久しぶりです。急に申し訳ありません」
「引っ越すんだってな。
で、思い出作りでいろいろ回ってるんだってな。
長い時間は無理だけど、入っていいぞ」
「ありがとうございます」
許可証をもらい首にぶらさげ、校舎に入った。
「部活とかやってるやつらの迷惑にならないように、適当に見て回ってこい。
終わったら職員室に許可証持ってきてくれ」
「ありがとうございます」
定番の(?)教室に行き窓から外を眺め、その後サッカー部の部室、卓球部の部室を回った。
顧問の先生に会うと思い出話なんてしてみた。
挨拶をして向かった先が体育館裏。
向かったというか、何だか足が向いた。
「ふぅ〜・・・」
忘れてくても忘れられない、忘れちゃいけないあの出来事。
生まれて初めて人を傷つけてしまったあの日。
今でも鮮明に覚えてる。
「友哉・・・」
しゃがみこんでボーッとしている俺を呼ぶ遼太。
「友哉・・・友哉」
「えっ・・・あっ、何?」
「そろそろ行こっ」
「あぁ・・・うん」
職員室に行き、許可証を返し学校を出た。
「無理なことかもしれないけど、あの事は出来れば忘れろ」
「うん・・・」
マジ無理な話だよ。
「1年ちょっとしか経ってないのに、何だかすごく懐かしいな」
「1年ちょっと前まで本当にここに来てたのかと思うらい、違う学校に見えるよ」
「そうだ!」
何か思いついたのか、電話をかける遼太。
『今、正門の前にいます・・・はい、お願いします』
「誰にかけたの?」
「3年の時の担任。
事情話したら入ってもいいって。
ここまで来てくれるってさ」
待っていると先生が正門まで迎えに来てくれた。
「お久しぶりです。急に申し訳ありません」
「引っ越すんだってな。
で、思い出作りでいろいろ回ってるんだってな。
長い時間は無理だけど、入っていいぞ」
「ありがとうございます」
許可証をもらい首にぶらさげ、校舎に入った。
「部活とかやってるやつらの迷惑にならないように、適当に見て回ってこい。
終わったら職員室に許可証持ってきてくれ」
「ありがとうございます」
定番の(?)教室に行き窓から外を眺め、その後サッカー部の部室、卓球部の部室を回った。
顧問の先生に会うと思い出話なんてしてみた。
挨拶をして向かった先が体育館裏。
向かったというか、何だか足が向いた。
「ふぅ〜・・・」
忘れてくても忘れられない、忘れちゃいけないあの出来事。
生まれて初めて人を傷つけてしまったあの日。
今でも鮮明に覚えてる。
「友哉・・・」
しゃがみこんでボーッとしている俺を呼ぶ遼太。
「友哉・・・友哉」
「えっ・・・あっ、何?」
「そろそろ行こっ」
「あぁ・・・うん」
職員室に行き、許可証を返し学校を出た。
「無理なことかもしれないけど、あの事は出来れば忘れろ」
「うん・・・」
マジ無理な話だよ。