好きだって気づいたとき
第20章 これもひとつの思い出
遼太は先輩から逃げ、後ろに隠れた俺の肩に手をまわしキスをした。
「ちょっ、ちょっと待てよ遼太」
「わかった?先輩。
友哉と俺は親友以上、こう言う関係、仲って事」
「そっ、それは・・・友哉が・・・嫌がってるだろ?」
「あんたの前でするから照れてるだけだよ。
さっきあんたに抱きしめられてたみたいに、友哉は嫌がってないよ」
「友哉・・・本当にそう言う仲なのか?」
「・・・は・い・・・」
照れくさく、遼太の顔を見るとまた恥ずかしげもなく俺にキスをした。
諦めたのか肩を落として先輩は帰って行った。
「遼太、ありがとう」
「てか友哉、なんであいつを家の中に入れたりしたの?」
「俺に渡したい物があるからって、引っ越すなら少し話したいって・・・
話だけならと思って中に入れたの」
「本当にお前はお人好しだな。
もう少し俺が来るの遅かったら、お前絶対ヤラれてたよ」
「うん・・・ごめん」
「ところであいつ、渡したい物って何持ってきたの?」
「うん・・・」
俺は頷いて、床に落とした太鼓のバチを見つめた。
「和太鼓のバチか。
お前上手いし、カッコイイからな」
落ちているバチを拾い上げた。
「嫌だ!!いらない!」
思わず後ろを向いた。
先輩の“モノ”と同じ太さなんて聞いて、手にしたいわけが無い。
「何でそんなにも嫌がるんだよ」
「先輩が、そのバチ自分と同じ太さだって・・・
あぁ・・・気持ち悪っ」
「あいつのこんなにも太いか?」
「そんなの知らないよ!」
笑いながらバチを見ている遼太。
「でも友哉、このバチ俺のとも同じ太さかも」
「ちょっ、ちょっと待てよ遼太」
「わかった?先輩。
友哉と俺は親友以上、こう言う関係、仲って事」
「そっ、それは・・・友哉が・・・嫌がってるだろ?」
「あんたの前でするから照れてるだけだよ。
さっきあんたに抱きしめられてたみたいに、友哉は嫌がってないよ」
「友哉・・・本当にそう言う仲なのか?」
「・・・は・い・・・」
照れくさく、遼太の顔を見るとまた恥ずかしげもなく俺にキスをした。
諦めたのか肩を落として先輩は帰って行った。
「遼太、ありがとう」
「てか友哉、なんであいつを家の中に入れたりしたの?」
「俺に渡したい物があるからって、引っ越すなら少し話したいって・・・
話だけならと思って中に入れたの」
「本当にお前はお人好しだな。
もう少し俺が来るの遅かったら、お前絶対ヤラれてたよ」
「うん・・・ごめん」
「ところであいつ、渡したい物って何持ってきたの?」
「うん・・・」
俺は頷いて、床に落とした太鼓のバチを見つめた。
「和太鼓のバチか。
お前上手いし、カッコイイからな」
落ちているバチを拾い上げた。
「嫌だ!!いらない!」
思わず後ろを向いた。
先輩の“モノ”と同じ太さなんて聞いて、手にしたいわけが無い。
「何でそんなにも嫌がるんだよ」
「先輩が、そのバチ自分と同じ太さだって・・・
あぁ・・・気持ち悪っ」
「あいつのこんなにも太いか?」
「そんなの知らないよ!」
笑いながらバチを見ている遼太。
「でも友哉、このバチ俺のとも同じ太さかも」