好きだって気づいたとき
第4章 夏祭り
「えっ、遼太?」
「やっぱここにいた」
相変わらず猿のように、登ってくる遼太。
手には何か持っている。
「絶対ここだと思った」
「何でだよ」
「お腹の調子が悪いなんて嘘だろ?」
「嘘なんかじゃ・・・」
「調子が悪いなら何で家に帰らないで、ここにいるんだよ。
お前、嘘つくの下手だよな」
「嘘じゃないよ。
帰ろうと思ったら治ったから・・・
ちょっとここに来てみた・・・だけ。
お前こそ何でここに来たんだよ。
あいつらと回るんじゃなかったのかよ」
「そのつもりだったけど、お前が帰るって言ったから俺も帰ってきた」
「そんな事して、あいつらに何言われるかわかんねぇぞ」
「俺全然気にしない」
「俺なんかと一緒にいない方が・・・」
「智哉、話しどこまで聞いた?」
「えっ、どこまでって?」
「俺達の話し、どこまで聞いたんだよ」
「それは・・・」
「まぁ、どこまで聞こうがどうでもいい。
アイツらのことなんか気にするな」
「でも・・・」
「自分の大切な友達の事を、アイツらにとやかく言われる筋合いはない。
俺は話したいやつと話す、遊びたいやつと遊ぶ、それだけ」
「遼太・・・」
「みんな友達。
でも智哉、健人、雅人は俺の親友・・・
どうした智哉?マジで調子悪いのか?」
うつむく俺を気遣う遼太。
遼太の言葉に“キュン”じゃなく“ジーン”としてしまった俺。
「何でもないよ。ありがとう、遼太」
「なっ、何だよ・・・
何か恥ずかしいんだけど。
あっ、そう言えばいか焼きと焼きそば買ってきたんだけど・・・食えるか?」
「うん食える・・・てかたこ焼きだけだったから、お腹すいてたんだ」
不安定な木の上で、いか焼きと焼きそばを食べる俺達。
お祭り行くより、格段に楽しいよ。
「やっぱここにいた」
相変わらず猿のように、登ってくる遼太。
手には何か持っている。
「絶対ここだと思った」
「何でだよ」
「お腹の調子が悪いなんて嘘だろ?」
「嘘なんかじゃ・・・」
「調子が悪いなら何で家に帰らないで、ここにいるんだよ。
お前、嘘つくの下手だよな」
「嘘じゃないよ。
帰ろうと思ったら治ったから・・・
ちょっとここに来てみた・・・だけ。
お前こそ何でここに来たんだよ。
あいつらと回るんじゃなかったのかよ」
「そのつもりだったけど、お前が帰るって言ったから俺も帰ってきた」
「そんな事して、あいつらに何言われるかわかんねぇぞ」
「俺全然気にしない」
「俺なんかと一緒にいない方が・・・」
「智哉、話しどこまで聞いた?」
「えっ、どこまでって?」
「俺達の話し、どこまで聞いたんだよ」
「それは・・・」
「まぁ、どこまで聞こうがどうでもいい。
アイツらのことなんか気にするな」
「でも・・・」
「自分の大切な友達の事を、アイツらにとやかく言われる筋合いはない。
俺は話したいやつと話す、遊びたいやつと遊ぶ、それだけ」
「遼太・・・」
「みんな友達。
でも智哉、健人、雅人は俺の親友・・・
どうした智哉?マジで調子悪いのか?」
うつむく俺を気遣う遼太。
遼太の言葉に“キュン”じゃなく“ジーン”としてしまった俺。
「何でもないよ。ありがとう、遼太」
「なっ、何だよ・・・
何か恥ずかしいんだけど。
あっ、そう言えばいか焼きと焼きそば買ってきたんだけど・・・食えるか?」
「うん食える・・・てかたこ焼きだけだったから、お腹すいてたんだ」
不安定な木の上で、いか焼きと焼きそばを食べる俺達。
お祭り行くより、格段に楽しいよ。