好きだって気づいたとき
第6章 体育祭
病院へ行き、見てもらうとやっぱり捻挫だった。
ひどい捻挫ではなく、1週間くらいで治るらしい。
「よかったな、たいしたことなくて」
「うん、ありがとう。
ついてきてもらって、悪かったな」
「いいってことよ。
最近全然お前と遊べなくて、何か寂しかったから・・・」
「そうだな、文化祭、体育祭と立て続けにあったから会う暇なかったもんな・・・」
ふと遼太の顔を見ると、何だかな悲しそうな顔をしていた。
「遼太、よかったらちょっと家寄ってかないか?」
「えっ、いいの?」
「お前さえよければ。
今日うちみんな遅いからさ」
「うん、行く行く!」
急に元気になる遼太。
変なヤツ。
「正直俺、智哉と走りたかったな」
「俺も、お前と走ってみたかったよ」
「相手がお前だったら俺、負けてたかもしれないよ」
「そんなことないよ。
猿のお前に勝てるわけないだろ」
「うるせぇ、猿言うな。
智哉だって十分猿じゃねえかよ」
「う〜ん・・・
そこは俺も否定はできないな」
「まさとも健人も、俺たちみんな猿なんだよな」
「確かにそうだな。
あぁ、こんな話してたら久々にあの木に登りたくなってきたな」
「バカ!足怪我してるやつが何言ってるんだよ。
ん〜、でもたしかに登りたいな」
「最近全然登りに行っないからな・・・」
「もうそれって猿じゃん」
何かメチャクチャ楽しい。
よくわからないけど何かさ、どう言ったらいいか・・・
「あっ、もうこんな時間じゃん。
帰るわ」
「あぁうん・・・ありがとうな」
「・・・」
「遼太、何か言った?」
「えっ!?・・・何でもないよ。
じゃあな」
「じゃあ、明日・・・」
時間が止まればいいと思った。
ひどい捻挫ではなく、1週間くらいで治るらしい。
「よかったな、たいしたことなくて」
「うん、ありがとう。
ついてきてもらって、悪かったな」
「いいってことよ。
最近全然お前と遊べなくて、何か寂しかったから・・・」
「そうだな、文化祭、体育祭と立て続けにあったから会う暇なかったもんな・・・」
ふと遼太の顔を見ると、何だかな悲しそうな顔をしていた。
「遼太、よかったらちょっと家寄ってかないか?」
「えっ、いいの?」
「お前さえよければ。
今日うちみんな遅いからさ」
「うん、行く行く!」
急に元気になる遼太。
変なヤツ。
「正直俺、智哉と走りたかったな」
「俺も、お前と走ってみたかったよ」
「相手がお前だったら俺、負けてたかもしれないよ」
「そんなことないよ。
猿のお前に勝てるわけないだろ」
「うるせぇ、猿言うな。
智哉だって十分猿じゃねえかよ」
「う〜ん・・・
そこは俺も否定はできないな」
「まさとも健人も、俺たちみんな猿なんだよな」
「確かにそうだな。
あぁ、こんな話してたら久々にあの木に登りたくなってきたな」
「バカ!足怪我してるやつが何言ってるんだよ。
ん〜、でもたしかに登りたいな」
「最近全然登りに行っないからな・・・」
「もうそれって猿じゃん」
何かメチャクチャ楽しい。
よくわからないけど何かさ、どう言ったらいいか・・・
「あっ、もうこんな時間じゃん。
帰るわ」
「あぁうん・・・ありがとうな」
「・・・」
「遼太、何か言った?」
「えっ!?・・・何でもないよ。
じゃあな」
「じゃあ、明日・・・」
時間が止まればいいと思った。