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変態センセイの愛人

第9章 【After Story】変態センセイの恋人



「なっ……」


「では今日から入った有村さんはまずは最初のページを開いて書いてあることを読んでいてくださいね。
ちょっと他の方の様子を見てきます」


プライベートな話だけこっそりと話して誰にでも聞かれていいようなことは普通の声量にする北大路先生。


前は年下ということを気にしていたけど、付き合った今は歳なんて気にしていない。同等の立場だ。


今は彼氏の方が教えてくれるから上の立場だけど……。


前に一緒に受講していた人もいるけど、私と北大路さんが付き合っていることは知られていないと思う。


私をストッキングを破いたあの女の先生も今もここで働いていて、先程廊下で擦れ違ったけど気付いていないだろう。

北大路さんも口が軽い男ではないから……。




それにしても彼氏の仕事をしている姿をすぐ傍で見れるのは楽しい。


プライベートと仕事に取り組む姿にギャップはあまりないけど、優しく丁寧に生徒に向けて指導している姿はカッコいい。


もし、高校時代に北大路さんのような先生がいたら惚れてしまっていただろう。


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