
変態センセイの愛人
第9章 【After Story】変態センセイの恋人
「有村さん、読み終わりましたか?」
「えっ!?」
口元を緩めながら彼氏の仕事をしている様子を観察していたら、他の人の指導を終えて北大路さんが戻ってきた。
「これからどんどん進めていきますから、後のためにしっかり読んでおいた方がいいですよ」
隣の椅子を引いて座り、私の方に体を向けてわざとらしく顔を覗いてくる。
どうやら自然に振舞っているように見せかけて私をからかっているようだ。
一応、生徒という目では見てくれてはいるものの、少し意地悪な一面を見せてくる辺りこの状況を楽しんでいるんだと思う。
私も回転椅子を動かして体を向けると、組んでいた脚にのっていたスカートを北大路さんにゆっくりとたくし上げられていった。
でもこれはいつものこと。
エッチな悪戯はこのパソコンスクールに通うようになって何度もされている。
