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変態センセイの愛人

第9章 【After Story】変態センセイの恋人




そんなことを疑問に思いながらも晩御飯を食べた後、ファミレスを出て手を繋ぎながらアパートへ帰る。


一年前だと分かれ道で握っていた手を離して、バイバイと横に振っていた。


でも付き合ってから半年後に北大路さんが私のアパートへ引っ越してきて今は同棲をしているからその必要はない。


1DKの狭い部屋だけど毎日二人でいれるし、すぐに体を寄り添うことができるから幸せだ。


鍵を使ってドアを開けると、室内を一望することができる。



「ねぇ、菜月。ベッドの上……」


「あっ……!ごめんなさい。今片付けるね」


北大路さんが指を差したベッドの上にのっていたのは私の脱ぎ捨てた服。


上着とスカートをどれにしようか迷いに迷って時間がなくなり、そのまま家を出てしまった始末だ。


だらしない姿を見せて幻滅されないか不安に思いながらも急いでクローゼットに服をしまった。


「これでオッケー。綺麗になったでしょ……――――」


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