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架空ストーリー

第2章 『Le cantique des cantiques』

「ザ・キャットか…
名盤らしいけど」



速水さんはCDをあれこれと眺めている。



「…私の話も聞いてもらえますか?」


「ん?おう
いいよ
どうした?どうした?急に
あははは」


「うふふ
あの…
速水さんにとって想像力とはなんですか?」







「なにぃー!
いきなりそれ?」


「え、ヘンですかぁ?」



「いや、いいんだけど。
オレそんなプロフェッショナルじゃないよ?」



「速水さんなりの考え、その…哲学でいいんです」



「うーん
世界を知り、自分を知る、その過程で生まれてくるものだね。
勿論、ここでいう世界とは外国のことではなく、自分を除いた外の世界ってことだよ」



…自分を除いた外の世界!?


なんというビシビシくるお言葉!

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