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架空ストーリー

第6章 『La Pri』

「あ、でもモデルになったってのはホント」


「やるじゃん
甘〜いスイートな時間は送れた?」


「それがねー、あんまり
ずっと2人っきりってわけでもなかったから」


「ん?
彼の家に行って2人きりじゃなかったってどういうこと?他にも絵描きがいたってこと?」



しのちゃんに説明しようとしたその時に、さっちゃんが見計らったように話し始めた。

「その芸大生のお友達ってのが家に訪問してきたらしくて
で、その時にもらってきちゃったらしいの」


「もらってきた?
…って、このコ、また?」

しのちゃんはさっちゃんに確認しながら私を指差した。

それに対してうなずくさっちゃん。


続いてしのちゃんはさっちゃんに聞いた。

「今回のはどんなの?」


さっちゃんは押し黙って渋い顔。


「あー、そーなの」


「みなも
みずりんは強いから話しても大丈夫だよ
あたしはダメ」

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