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架空ストーリー

第1章 『Fleur mystique』

彼は描き場所を前に移してきて今度は顔を描き始めた。


じっと見られてる。


「目をそらさないで」


そんなこと言われても


「目は重要なんだよ。線ひとつで印象がガラッと変わっちゃうから」



あーそうですか

わかりました

じゃあ、目をそらしたほうが負けですからね


私は彼の目を見つめた。

見つめ続けた。



あなたに伝わるでしょうか?


ときめく胸のこの鼓動が

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