テキストサイズ

架空ストーリー

第1章 『Fleur mystique』

「みなもちゃんてさ
誰かに似てるって言われない?」


やっぱりきたか

「いえ、あまり言われたことないですぅ。誰かに似てますかぁ?」


彼は動かしていた手を止めて考えだした。

「うーん
わからない。
有名人で間違いないんだけど誰なんだろう?
でも似てるんだよなー」

そう言うと再び手が動きだした。




絶対えなりかずきだ


小、中でたまに言われてきて慣れっこにはなったけど、やっぱりショックだったし

あれは男でしょうが

女の子に言うかね?ふつー


あー
思いだしたらイライラしてきた


自分から言うのってハッキリいってなし!

高校に入って髪伸ばしてからはやっと言われなくなったのに


眼鏡かけてくればよかったー



どうか彼が気づきませんよーに

ストーリーメニュー

TOPTOPへ