まだ見ぬ世界へ
第5章 さよならの恋人
飲み直す……か。
聞きたくない言葉をまた聞いてムカついてすぐに帰ってきたから、直すって程飲んでもいないけど……
今日は家に帰ってきても、気持ちを切り替えることが出来なかった。
風呂に入ったら嫌な事もさっぱり……なんて思ったけど、それも出来ず、気分は沈む一方。
ゲームする気にもなれないし、こんな時はお酒の力を借りて寝るのが一番。
……げっ。
冷蔵庫を開けたら、お酒は一本も無かった。
確か、最近ネットでポチッと注文した分が届いたはず。
無くなるの……早くない?
ゴミ箱を開けば、確かに注文した本数と同じくらいの缶が捨てられている。
そんなに飲んだ記憶はないけど、無いのであれば自分が飲んだことに間違いはない。
とりあえずは、注文だな。
ソファーに座りスマホでビールを注文した後、気乗りはしないがスマホのゲームを始めた。
コンビニにさっと買いに行けばいい話だけど、風呂に入ったので家から出たくない。
ピンポーン…
こんな時間に誰だよ。
乗り気じゃなくても、ゲームを始めたら手は止めたくないし、今は誰とも会いたくない。
無視、無視。
ピンポン、ピンポーン…
ピンポン、ピンポン、ピンポーン…
ピン…
「あぁぁぁぁ、うっせー!」
連鎖を失敗した俺は、その犯人の顔を見にモニターに向かう。
り…リーダー?
そこに映っていたのは目だけをキョロキョロ動かすドアップのリーダー。
「どうしたの?」
「とりあえず、指がちぎれそうだから開けてー」
掲げて見せたのはパンパンに詰められたコンビニの袋。
「…わかった」
断りたかったけど……
差し入れまで買って来てくれたリーダーに『ダメだ』とは言えなかった。
それに急に来るなんて……何かあったとしか思えない。
「どうしたの?何かあった?」
「なぁぁぁぁ、いてぇぇぇぇ」
ドアを開けると、猛スピードで靴を抜いてリビングへと向かって行った。
聞きたくない言葉をまた聞いてムカついてすぐに帰ってきたから、直すって程飲んでもいないけど……
今日は家に帰ってきても、気持ちを切り替えることが出来なかった。
風呂に入ったら嫌な事もさっぱり……なんて思ったけど、それも出来ず、気分は沈む一方。
ゲームする気にもなれないし、こんな時はお酒の力を借りて寝るのが一番。
……げっ。
冷蔵庫を開けたら、お酒は一本も無かった。
確か、最近ネットでポチッと注文した分が届いたはず。
無くなるの……早くない?
ゴミ箱を開けば、確かに注文した本数と同じくらいの缶が捨てられている。
そんなに飲んだ記憶はないけど、無いのであれば自分が飲んだことに間違いはない。
とりあえずは、注文だな。
ソファーに座りスマホでビールを注文した後、気乗りはしないがスマホのゲームを始めた。
コンビニにさっと買いに行けばいい話だけど、風呂に入ったので家から出たくない。
ピンポーン…
こんな時間に誰だよ。
乗り気じゃなくても、ゲームを始めたら手は止めたくないし、今は誰とも会いたくない。
無視、無視。
ピンポン、ピンポーン…
ピンポン、ピンポン、ピンポーン…
ピン…
「あぁぁぁぁ、うっせー!」
連鎖を失敗した俺は、その犯人の顔を見にモニターに向かう。
り…リーダー?
そこに映っていたのは目だけをキョロキョロ動かすドアップのリーダー。
「どうしたの?」
「とりあえず、指がちぎれそうだから開けてー」
掲げて見せたのはパンパンに詰められたコンビニの袋。
「…わかった」
断りたかったけど……
差し入れまで買って来てくれたリーダーに『ダメだ』とは言えなかった。
それに急に来るなんて……何かあったとしか思えない。
「どうしたの?何かあった?」
「なぁぁぁぁ、いてぇぇぇぇ」
ドアを開けると、猛スピードで靴を抜いてリビングへと向かって行った。