無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「痛かったら……言えよ」

「う…ん」

別の感情に支配されそうになったけど、意識を下半身に向けて大きく深呼吸した。

「いくよ？」

ローションを纏った指が触れると反射的にピクっと身体が震える。

周りに馴染ませる時はムズムズするんだけど、グッと押されて指が入ると身体は一気に強張る。


この行為だけはいつまでも慣れない。

でもその行為があるからこそ俺たちは繋がれる。

それをリーダーが俺の為に準備してくれる。


そう思うと、少々の痛みくらい耐えられる。


「…っ、ぁぁっ」

「もうちょっとだから、こっちに…な？」

「あんっ、待って……やぁっ、そこ…っ」

必死に抑えていても苦痛から出る声にリーダーは気づく。

そんな俺が少しでも意識を別に向けられるように俺のアソコを扱くと指の増やして動きを早め、感じる場所を見つけると執拗に刺激する。

「ヤダヤタっ、待って！また…っ」

イキそうになる寸前、リーダーは指を動かすのを止めるとゆっくりと中から抜けた。

「大丈夫か？」

「ん、大丈夫」

汗でベッタリと額にくっつく前髪をかき分けると、チュッとキスをそこに落とした。

「じゃあ、いくぞ」

「うん」

足を割り開かれると、リーダーのがゆっくりと中に押し入ってくる。

「くっ、ぁぁっ」

「深呼吸…してっ」

指とは比べ物にならないくらいの圧迫感に耐えようとすると、どうして息をするのを忘れてしまう。

「ごめ…んっ」

目を開けるとリーダーも中の圧迫感のせいか額に汗が滲んでいた。

「謝んなって…ほら、深呼吸……するぞ」

共同作業のように２人で深呼吸しながら、リーダーは浅くゆっくりを繰り返しながら少しずつ奥へと入って聞く。


さっきはリーダーが俺の為に準備してくれた。

だから今度は２人で一緒に……


「全部……入ったよ」

この言葉はいつも俺を幸せにしてくれる。


リーダーと隙間なく繋がった瞬間だから……