まだ見ぬ世界へ
第5章 さよならの恋人
「ニノぉぉぉぉぉ」
「はいはい、何ですか……ってか、重いわ!」
お酒が入りすっかり気分の良くなった相葉さんが後ろから俺に抱きつくと、全体重を預けてくる。
相葉さんが眠くなってきたら解散ってのが俺たちのマイルールだけど、まだまだテンションは高い。
「まぁまぁ、久しぶりに集まれて嬉しいんだから許してやれば?」
クスッと笑ってワインを飲む姿が今も昔も様になる潤くん。
「じゃあ、そっちで面倒見てよ」
「それは無理だわ、マジで」
首に絡んだ腕を必死に解こうとするけど相バカ力には勝てない。
「ほーら、ニノと相葉くん笑って」
「はーい」
翔くんが俺たちにスマホを向けてなぜか写真を撮ろうとする。
「ちょっと、近いって!」
調子に乗った相葉さんがピタッと頬をくっつけ密着してくる。
「はい、チーズ」
そう言われると職業柄かアイドルの性か、ニコッと笑ってしまった。
「じゃあ、次は松潤と」
「へ?なんで?」
「まぁまぁ、いいからいいから」
ニヤニヤ笑っている翔くんは絶対に何かを企んでいる。
そして潤くんも普段なら『面倒くさい』なんて文句を言うはずなのに翔くんの指示に素直に従って隣に座った。
肩をくっつけて密着すると、コテッと俺の頭を傾げるから反射的に傾けてしまった。
「いい感じじゃん。ハイ、チーズ。じゃあ次は……俺ね」
写真を撮り終った翔くんは潤くんにスマホを渡すと、入れ替わるように俺の隣に座った。
グイッと肩に手を回して引き寄せるから、俺もマネして肩に手を回して寄りそう。
「おー、いいねぇ。じゃあ、いくよ?ハイ、チーズ」
「ありがとう。おー、やっぱり俺らって撮られ慣れてるな」
潤くんと一緒に撮った写真を見てウンウンと頷く翔くん。
「ねぇねぇ、それ俺にも送って!」
早く見たいとスマホを早速用意した相葉さん。
「もちろん!今……送るな」
翔くんの言葉通り、LINEの通知音が個室に響いた。
「はいはい、何ですか……ってか、重いわ!」
お酒が入りすっかり気分の良くなった相葉さんが後ろから俺に抱きつくと、全体重を預けてくる。
相葉さんが眠くなってきたら解散ってのが俺たちのマイルールだけど、まだまだテンションは高い。
「まぁまぁ、久しぶりに集まれて嬉しいんだから許してやれば?」
クスッと笑ってワインを飲む姿が今も昔も様になる潤くん。
「じゃあ、そっちで面倒見てよ」
「それは無理だわ、マジで」
首に絡んだ腕を必死に解こうとするけど相バカ力には勝てない。
「ほーら、ニノと相葉くん笑って」
「はーい」
翔くんが俺たちにスマホを向けてなぜか写真を撮ろうとする。
「ちょっと、近いって!」
調子に乗った相葉さんがピタッと頬をくっつけ密着してくる。
「はい、チーズ」
そう言われると職業柄かアイドルの性か、ニコッと笑ってしまった。
「じゃあ、次は松潤と」
「へ?なんで?」
「まぁまぁ、いいからいいから」
ニヤニヤ笑っている翔くんは絶対に何かを企んでいる。
そして潤くんも普段なら『面倒くさい』なんて文句を言うはずなのに翔くんの指示に素直に従って隣に座った。
肩をくっつけて密着すると、コテッと俺の頭を傾げるから反射的に傾けてしまった。
「いい感じじゃん。ハイ、チーズ。じゃあ次は……俺ね」
写真を撮り終った翔くんは潤くんにスマホを渡すと、入れ替わるように俺の隣に座った。
グイッと肩に手を回して引き寄せるから、俺もマネして肩に手を回して寄りそう。
「おー、いいねぇ。じゃあ、いくよ?ハイ、チーズ」
「ありがとう。おー、やっぱり俺らって撮られ慣れてるな」
潤くんと一緒に撮った写真を見てウンウンと頷く翔くん。
「ねぇねぇ、それ俺にも送って!」
早く見たいとスマホを早速用意した相葉さん。
「もちろん!今……送るな」
翔くんの言葉通り、LINEの通知音が個室に響いた。