まだ見ぬ世界へ
第5章 さよならの恋人
LINEを開くとさっき撮った写真が送られていた。
うん、確かに良く撮れてる。
休止前はたくさんの雑誌の取材があり、今日みたいにペアで写真も撮ったりした。
でも今はドラマや映画などの宣伝がないから取材もない。
だからこうやって写真を撮るなんて久しぶり。
それにきっとメンバーと撮影することなんてないから、貴重っちゃ貴重なのかもな。
「……で、最後のメッセージなに?」
【ニノ、貰っちゃうよ?】
「あーこれ、大野さんに向けてだよ」
ジト目を翔くんに向けるけど、全くその効果はない。
「意味わかんないんだけど」
「俺さ、思うの。既読つくのは遅いけど……リーダーすぐにメッセージ見てるんじゃないかってさ」
「はぁ……」
確かに翔くんが言う通り、既読をつけなくてもポップアップの通知でメッセージは読める。
「で、それとこのメッセージとどう関係があるのよ」
「ははーん、なるほどね」
どうやら潤くんは翔くんの考えを理解したみたい。
「ねぇねぇ、どういうこと?早く、教えてよぉ!」
相葉さんと同じ状況ってのは嫌だけど、翔くんの説明を待つしかない。
「こんなにニノと俺らが仲良くしている写真と、このメッセージ見たら……ねぇ?」
「慌てますよ……ねぇ」
翔くんと潤くんが不敵な笑みを浮かべあっている。
「あぁ、そういう事ね!リーダーを嫉妬させておびき出す作戦」
「せいかーい!」
「はぁぁぁ?」
相葉さんが先に理解したことも納得いかないけど……
リーダーが嫉妬?
あり得ないでしょ。
「じゃあ、俺もメッセージを……えっ?嘘、マジで?」
メッセージを受信した音が聞こえたと同時に相葉さんが興奮しだした。
「ちょっとみんなLINE見て!早くっ!」
相葉さんに促されて俺たちはLINEを開いた。
【ニノちゃんの抱き心地、サイコー!】
……キモっ。
そう思うメッセージはあったものの、特に突出した変化はなかった。
うん、確かに良く撮れてる。
休止前はたくさんの雑誌の取材があり、今日みたいにペアで写真も撮ったりした。
でも今はドラマや映画などの宣伝がないから取材もない。
だからこうやって写真を撮るなんて久しぶり。
それにきっとメンバーと撮影することなんてないから、貴重っちゃ貴重なのかもな。
「……で、最後のメッセージなに?」
【ニノ、貰っちゃうよ?】
「あーこれ、大野さんに向けてだよ」
ジト目を翔くんに向けるけど、全くその効果はない。
「意味わかんないんだけど」
「俺さ、思うの。既読つくのは遅いけど……リーダーすぐにメッセージ見てるんじゃないかってさ」
「はぁ……」
確かに翔くんが言う通り、既読をつけなくてもポップアップの通知でメッセージは読める。
「で、それとこのメッセージとどう関係があるのよ」
「ははーん、なるほどね」
どうやら潤くんは翔くんの考えを理解したみたい。
「ねぇねぇ、どういうこと?早く、教えてよぉ!」
相葉さんと同じ状況ってのは嫌だけど、翔くんの説明を待つしかない。
「こんなにニノと俺らが仲良くしている写真と、このメッセージ見たら……ねぇ?」
「慌てますよ……ねぇ」
翔くんと潤くんが不敵な笑みを浮かべあっている。
「あぁ、そういう事ね!リーダーを嫉妬させておびき出す作戦」
「せいかーい!」
「はぁぁぁ?」
相葉さんが先に理解したことも納得いかないけど……
リーダーが嫉妬?
あり得ないでしょ。
「じゃあ、俺もメッセージを……えっ?嘘、マジで?」
メッセージを受信した音が聞こえたと同時に相葉さんが興奮しだした。
「ちょっとみんなLINE見て!早くっ!」
相葉さんに促されて俺たちはLINEを開いた。
【ニノちゃんの抱き心地、サイコー!】
……キモっ。
そう思うメッセージはあったものの、特に突出した変化はなかった。