まだ見ぬ世界へ
第6章 俺の名は
【潤(ニノ)side】()……中身
二『ニノ……だよな?』
俺の声が俺を呼ぶ。
自分のことを『ニノ』なんて呼んだことはなくて気持ち悪いけど、外見と中身が違うことに気がついてくれているのは確か。
じゃあ、目の前にいる俺の中身は……誰?
外見は潤くんで中身は俺。
なら、今の状況を単純に考えると……
潤「もしかして……潤くん?」
その言葉に俺がコクリと頷いた。
ニ『なぁ、ニノ……もしかして俺らって……』
潤「入れ替わってる……よね」
ようやく俺たちは今の状況を把握することが出来た。
二『どうすっか?』
潤「どうするかって言われても……」
二『何をどうしたらいいかわかんねーよな』
あくまでも状況を把握しただけ。
なんで俺たちが入れ替わってしまったのか、そしてどうすれば元に戻るのか、解決しないといけない問題が山積だ。
でもそれを今、考えるには時間がない。
潤「潤くん、今日の仕事ってVSの収録だけ?」
ニ『あぁ、取材とかは入ってないけど……」
曖昧な返事をしながら手を伸ばした先のスマホを手に取ると操作し始める。
二『やっぱり……翔くんからご飯の誘いが来てる』
ちょくちょく潤くんが翔くんとご飯に行ってるのは知っている。
だって……羨ましかったんだもん。
二『ニノは、なんか予定入ってる?』
潤「あ、うん。ちょっと確認するね」
キョロキョロと辺りを見渡すと、ベッドの端に俺のスマホがあったので確認する。
潤「あー、相葉さんからお誘いが来てるわ」
それもまぁ……テンションの高いメッセージ。
あー、そっか。
潤くんにご飯誘われてたの知ってるんだった。
【昨日は松潤とどうだったの?
明日、詳しく聞かせてね♡】
どうだったのって……
身体が入れ替わってますけど?
二『断るしか……』
潤「ないよね」
外見が潤くんの俺が相葉くんとは食事に行けない。
行くのは中身が潤くんの俺。
それは絶対に阻止しなきゃ……
二『ニノ……だよな?』
俺の声が俺を呼ぶ。
自分のことを『ニノ』なんて呼んだことはなくて気持ち悪いけど、外見と中身が違うことに気がついてくれているのは確か。
じゃあ、目の前にいる俺の中身は……誰?
外見は潤くんで中身は俺。
なら、今の状況を単純に考えると……
潤「もしかして……潤くん?」
その言葉に俺がコクリと頷いた。
ニ『なぁ、ニノ……もしかして俺らって……』
潤「入れ替わってる……よね」
ようやく俺たちは今の状況を把握することが出来た。
二『どうすっか?』
潤「どうするかって言われても……」
二『何をどうしたらいいかわかんねーよな』
あくまでも状況を把握しただけ。
なんで俺たちが入れ替わってしまったのか、そしてどうすれば元に戻るのか、解決しないといけない問題が山積だ。
でもそれを今、考えるには時間がない。
潤「潤くん、今日の仕事ってVSの収録だけ?」
ニ『あぁ、取材とかは入ってないけど……」
曖昧な返事をしながら手を伸ばした先のスマホを手に取ると操作し始める。
二『やっぱり……翔くんからご飯の誘いが来てる』
ちょくちょく潤くんが翔くんとご飯に行ってるのは知っている。
だって……羨ましかったんだもん。
二『ニノは、なんか予定入ってる?』
潤「あ、うん。ちょっと確認するね」
キョロキョロと辺りを見渡すと、ベッドの端に俺のスマホがあったので確認する。
潤「あー、相葉さんからお誘いが来てるわ」
それもまぁ……テンションの高いメッセージ。
あー、そっか。
潤くんにご飯誘われてたの知ってるんだった。
【昨日は松潤とどうだったの?
明日、詳しく聞かせてね♡】
どうだったのって……
身体が入れ替わってますけど?
二『断るしか……』
潤「ないよね」
外見が潤くんの俺が相葉くんとは食事に行けない。
行くのは中身が潤くんの俺。
それは絶対に阻止しなきゃ……