まだ見ぬ世界へ
第6章 俺の名は
【潤(ニノ)side】()……中身
潤「なっ、何すんだよ…っ」
全く状況は飲み込めないけど、潤くんならこうするだろうって思い、腕を突っ張って翔ちゃんを引き剥がす。
翔『強がるなって。いつもみたいに弱音……吐き出せよ?』
いつもみたいって言われても俺は潤くんじゃないし、それは翔ちゃんしか知らない潤くんだ。
翔『で、ニノはなんて返事だったんだ?』
潤「……返事?」
翔『告白したんだろ?』
潤「俺が?」
翔『そうに決まってんだろ』
潤「誰に?」
翔『マジで言ってんのか?ニノ以外に誰がいるんだよ』
口を衝いて出てくる疑問にイライラしながらもテンポよく答えてくれる翔ちゃん。
俺の記憶がない以上、翔ちゃんから聞き出すしかない。
潤くんは俺に一体、なんの告白をしたの?
潤「ごめん、色々とさ……整理できなくって」
俺は少し乱暴に髪を掻きむしって苛立っている風に見せた。
翔『そっか……そうだよな。でもさ俺、2人を見てて絶対に上手くいくって思ってたんだ。だからこんな結果になるなんて正直、予想してなかった』
潤「どうなるって……思ってた?」
俺は確信に迫る質問をした。
翔ちゃんの予想とはいえ、結果を聞けばある程度の予測はできるはず。
翔『ニノへの告白に成功して……付き合うって思ってたに決まってんだろ!』
……えっ?
待って、待って。
嘘……でしょ?
潤くんの告白って……そういう事なの?
それって……
それって……
潤くんが……俺の事を好きって事?
翔『で……どうするんだ?諦めんのか、ニノの事』
正直、告白されたのかはわからない。
もしかしたら告白自体していないのかもしれない。
そしてそれは俺も同じ。
だって俺も同じことをしようとしていたから……
でも俺は……
不思議な状況の中で潤くんの気持ちを知った。
潤「……諦められっかよ」
翔『そうこなくっちゃ』
身体が勝手に動いて、俺は翔ちゃんとハイタッチしてた。
翔『次は俺の番』
潤「えっ?」
翔『俺も気持ち、伝えるわ……』
その後の言葉に俺は、翔ちゃんの気持ちを知った。
潤「なっ、何すんだよ…っ」
全く状況は飲み込めないけど、潤くんならこうするだろうって思い、腕を突っ張って翔ちゃんを引き剥がす。
翔『強がるなって。いつもみたいに弱音……吐き出せよ?』
いつもみたいって言われても俺は潤くんじゃないし、それは翔ちゃんしか知らない潤くんだ。
翔『で、ニノはなんて返事だったんだ?』
潤「……返事?」
翔『告白したんだろ?』
潤「俺が?」
翔『そうに決まってんだろ』
潤「誰に?」
翔『マジで言ってんのか?ニノ以外に誰がいるんだよ』
口を衝いて出てくる疑問にイライラしながらもテンポよく答えてくれる翔ちゃん。
俺の記憶がない以上、翔ちゃんから聞き出すしかない。
潤くんは俺に一体、なんの告白をしたの?
潤「ごめん、色々とさ……整理できなくって」
俺は少し乱暴に髪を掻きむしって苛立っている風に見せた。
翔『そっか……そうだよな。でもさ俺、2人を見てて絶対に上手くいくって思ってたんだ。だからこんな結果になるなんて正直、予想してなかった』
潤「どうなるって……思ってた?」
俺は確信に迫る質問をした。
翔ちゃんの予想とはいえ、結果を聞けばある程度の予測はできるはず。
翔『ニノへの告白に成功して……付き合うって思ってたに決まってんだろ!』
……えっ?
待って、待って。
嘘……でしょ?
潤くんの告白って……そういう事なの?
それって……
それって……
潤くんが……俺の事を好きって事?
翔『で……どうするんだ?諦めんのか、ニノの事』
正直、告白されたのかはわからない。
もしかしたら告白自体していないのかもしれない。
そしてそれは俺も同じ。
だって俺も同じことをしようとしていたから……
でも俺は……
不思議な状況の中で潤くんの気持ちを知った。
潤「……諦められっかよ」
翔『そうこなくっちゃ』
身体が勝手に動いて、俺は翔ちゃんとハイタッチしてた。
翔『次は俺の番』
潤「えっ?」
翔『俺も気持ち、伝えるわ……』
その後の言葉に俺は、翔ちゃんの気持ちを知った。