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まだ見ぬ世界へ

第6章 俺の名は

【潤side】


ニ『触っ…て、潤…くん』


聞き覚えのあるフレーズにドキッとした。

風呂で疑似体験した時に俺がニノの身体で発した言葉。


その言葉をまさか本人から……って本人なんだけど、聞くことができるなんて思ってもいなかった。


でも疑似体験はあくまでも疑似体験に過ぎなかった。


潤んだ瞳は破壊力抜群。

その瞳で懇願されたら、手はさらに高みへと導くために動く。

ニ『ひゃっ、ああっ、そん…なっ、激しくしたら…っ』

俺の動きを止めようと手を伸ばすけど、快感で力が入っていない。

その間にもニノのモノは大きくなり、ドクドクと波打っているのが掌から伝わってくる。

「もう…イきそ?」

限界が近いのは同じ男だから痛いくらいわかる。

コクコクと必死に首を振るニノ。

「じゃあ、イッていいよ」

俺は上を向くニノのモノをパクッと咥えた。

二『やっ、汚い…っ、ひやぁぁっ』

止められる前に溢れてた先走りを吸い上げると、与えられた刺激に背中を仰け反らせるニノ。

ニ『離して…っ、イっちゃ…あぁぁぁぁっ』

根元を扱きながらさらに強く吸い上げると、ニノが吐き出した熱いものが口の中に広がった。

二『ごめ…ん、潤…くん、出し…て』

息を整えながらゆっくりとニノが身体を起き上がらせてくる。

「あっ、大丈夫。飲んじゃったから」

決して飲めるような代物ではないはずなんだけど、気がついたらゴクッとそれを飲み込んでいた。

二『…へ?嘘…でしょ?』

「ホント」

得意げに答えて見せるとニノの顔が一気に赤く染まった。

ニ『じゃぁ、今度は……俺がするもん』

「えっ?うわ…っ!」

ガバッといきなり抱きついてきたから俺はバタンとベッドに沈んだ。

ニ『俺も潤くんの事……気持ちよくしたい』

覆いかぶさるニノが俺に宣言すると、その手がズボンの上からでもわかるくらい反応している俺のモノに触れた。

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