テキストサイズ

まだ見ぬ世界へ

第6章 俺の名は

【ニノside】


俺ばっかり気持ちよくなって、まさかの潤くんの口に出しちゃうなんて恥ずかしくて堪んない。

だから俺も……って思って、潤くんを勢いそのままに押し倒した。

でも『俺も潤くんの事……気持ちよくしたい』なんて大口叩いたけど、潤くんは俺みたいになっているのか不安になった。

でもゆっくりと潤くんのソコに手を伸ばすと、ズボンの上からでもわかるくらい反応していた。

俺がどうしたわけでもないけど、潤くんもだったんだって思ったら嬉しかったし、もっと気持ちよくなって欲しいって思ったら、また身体というより手が勝手に動く。

潤『ぁ…っ』

ズボン越しに上から擦ると、潤くんが小さく声を漏らした。

そしてソコもまた少し大きくなった。


もっと聞きたい。

もっと反応して欲しい。


その全ては俺が潤くんを気持ちよくさせている何よりも証拠。


あの風呂場での体験とは違う。


ちゃんと俺自身が……

俺の手が潤くんを気持ちよくさせている。


ズボンのボタンを外し、ファスナーを下ろした。

そして下着と一緒にずり下ろすと、潤くんのモノが勢いよく飛び出してきた。

それに俺は何の迷いもなくパクついた。

潤『うぁ…っ、待っ…て』

突然の行動に慌てる潤くんが起き上がろうとしたから、俺がされたみたいに少し強く吸い上げるとベッドに身を預けた。

口の中で形をなぞるように舌を這わせ舐めると、潤くんのモノが波打つのがダイレクトに伝わってくる。


「ねぇ、気持ちいい?潤くん」


あの時、頭の中で潤くんに囁いた言葉。

今度はちゃんと声に出して、潤くんに問いかけた。


それと同時に聞きたかった。

潤くんの声でその答えを……


潤『いいよ…っ、ニノ』

あの時に発した言葉と同じ答えが返ってきた。

思わずドキッとして顔を上げてると、鏡と同じ真っ直ぐな瞳が俺を見つめていた。


あの時には無かった愛おしさを含んで……

ストーリーメニュー

TOPTOPへ